JOURNAL / MORPHEUS8
モフィウス8は
脂肪が減りすぎる?
「頬コケ」が心配な方へ。
RFと顔の脂肪の関係を、論文から考えます。
MORPHEUS8 & FAT
モフィウス8で、
本当に脂肪は減るのでしょうか?
「モフィウス8をすると脂肪が減る」
「頬がこけることがある」
そんな話を聞いて、不安に感じる方もいるかもしれません。
一方で、脂肪が減る、ということでもモフィウス8に期待を持たれる方もいるかもしれません。
そもそも、モフィウス8は、細い針を皮膚に挿入し、 針先からRF(高周波)エネルギーを届ける治療です。
では、その針が皮下脂肪まで届けば、 脂肪はなくなってしまうのでしょうか。
結論から先に・・・
モフィウス8
では設定により皮下脂肪組織にも
熱作用を及ぼす可能性があります。
でも、打つパワー・深さ・回数をきちんと設計すれば、減らしたくない部分は減らさずに照射することができます。
モフィウス8は、パワーも深さも調整できるため、 「強く打つこと」も「深く打つこと」も可能で、調整次第で効果を設計できるということでもあります。
効果を細かに設計できるメリット
顔の脂肪には、輪郭を整えるうえでボリュームを落としたい場所と、
できるだけボリュームを温存したい場所があります。
加齢とともに人間は、いくつかのパターンで顔にエイジングサインが出てきます。その一つが、年齢に伴うボリュームの変化です。
加齢とともに膨らむ部分にボリュームがあると年齢を感じるお顔立ちになりますから、そこをしっかり治療する、というように細かくコントロールできるところもモフィウス8のメリットですね。
VOLUME DESIGN
ボリュームのバランスと治療設計
モフィウス8では、深さや照射条件によって、 皮下脂肪組織にも熱作用を及ぼす可能性がありますから、「減らすこと」と「減らさないこと」を考えながらデザインすることが必要です。
では、顔の脂肪は少なくなるほど、 すっきり若々しく見えるのでしょうか。
実際には、顔の中には ボリュームを減らしたくない場所と、 ボリュームを減らしたい場所があります。
大切なのは、「脂肪を減らすこと」ではなく、顔全体でボリュームバランスを考えることです。
たとえば、口横はマリオネットラインが目立ったり、フェイスラインでは皮下組織のボリュームがもたつきとして見えるため、減らしたい場所になるでしょう。
一方、頬やこめかみなどでは、ボリュームが減少すると、かえってくぼみや骨ばったさみしい印象が目立つことがあります。
つまり同じ顔の中でも、 「減らしたいところ」と「残したいところ」が同時に存在するため、照射の仕方に差をつけるべきところです。
HOW IT WORKS
モフィウス8は皮膚の中で何を起こす?
モフィウス8は、細い針を皮膚に挿入し、 針先からRF(高周波)エネルギーを届ける RFマイクロニードリング治療です。
言葉は難しいですが、RFエネルギーによって組織に熱が発生し、その結果、組織が硬くなるリモデリング(再構築)が起こります。
針を設定した深さまで挿入
治療する部位や目的に合わせて、 RFを届ける深さを設定します。
針先からRFエネルギーを照射
針先からモフィウスの接地面へRFのエネルギーが入ります。
組織に熱凝固が起こる
RFによる熱作用によって、 針の周囲に凝固領域が形成されます。
組織のリモデリングへ
熱による組織反応をきっかけとして、 コラーゲンを含む組織のリモデリング(再構築)が進んでいきます。
つまり、モフィウス8は
「針で穴をあける」だけの治療ではありません。
設定した深さまで針を届け、 そこでRFによる熱作用を起こせることが特徴です。
そして、ここが今回のテーマにつながります。
では、その熱を皮下脂肪のある深さまで届けた場合、
脂肪には何が起こるのでしょうか。
RF & ADIPOSE TISSUE
熱をかけると脂肪層の隔壁が収縮する
脂肪層には、皮下組織を支える 柱のような線維性の構造があります。 これをFSN(Fibroseptal Network:線維性隔壁ネットワーク) といいます。
RFによる熱作用では、 この線維性隔壁ネットワークに熱による収縮が生じ、 脂肪層の引き締めにつながると考えられています。
脂肪細胞自体が破壊されるかは論文により明確になっていないものが多いですが、この隔壁が影響を受けることはいくつもの論文に明記されています。
Dayanらは、深さを調整できるRFマイクロニードリングについて、 皮下脂肪組織に直接熱を発生させ、 脂肪の輪郭に作用しながら、 上層の真皮を引き締めることができると述べています。
つまり、RFによる熱作用は脂肪層の隔壁にも及ぶため、照射する部位や設定によっては、見た目のボリュームが小さくなる可能性があります。 だからこそ、照射の設計が重要になります。
だから照射の工夫が必要となります。
FAT CELL & COAGULATION
脂肪細胞そのものはどうなるのか。
ここまで、RFによって脂肪層のFSNが収縮し、 見た目のボリュームが小さくなることについて説明しました。
では、その中にある 脂肪細胞そのものはどうなるのでしょうか。
RFの熱は、FSNだけではなく脂肪組織そのものにも作用します。 RFによる熱が脂肪細胞にダメージを与えること自体は、これまでの研究でも報告されています。
ただし、脂肪細胞への熱ダメージは 「何℃になったか」だけではなく、 その温度にどのくらいの時間さらされたかによっても変わります。Morpheus8は、脂肪層全体を一定の温度で 長時間加熱する治療ではありません。針の電極周囲に、局所的かつ短時間に熱凝固領域を形成するRFマイクロニードリング治療です。
現在の研究からは、Morpheus8を顔に照射したときに脂肪細胞がどの程度減少するのかを 正確に数値化することはできません。
ただし、ここで大切なのは、 「脂肪細胞が何%減ったか」だけが、 ボリュームを、もっと言えば見た目を決めるわけではない ということです。
OUR APPROACH
当院はモフィウス8を最大限活かした照射
ここまで見てきたように、モフィウス8は、ただ皮膚に針を刺してRFを照射するだけの治療ではありません。
どこに、どの深さで、
どの程度のエネルギーを届けるのか。
その設定によって、治療する組織も、目指す変化も変わります。
顔は均一ではありません。
フェイスラインや口横のように、 ボリュームを整えたい場所がある一方で、 頬やこめかみなど、 できるだけボリュームを残したい場所もあります。
そして、そのバランスは一人ひとり違います。
骨格も違えば、脂肪のつき方も違う。
皮膚の厚みも、たるみ方も、
気になっている場所も同じではありません。
だからan clinicでは、 一人ひとりの顔立ちとお悩みに合わせて、 照射をデザインします。
顔全体を一律の深さ、一律の設定で照射するのではなく、 診察で骨格やボリューム、皮膚の状態を確認しながら、 部位ごとに照射方法を考えます。
整えたいところ
フェイスラインや口横など、 ボリュームやもたつきを整えたい部位では、 必要な層までしっかりとアプローチします。
残したいところ
頬やこめかみなど、 ボリュームをできるだけ温存したい部位では、 深さやエネルギーを考えて照射します。
肌を整えたいところ
毛穴やハリ、肌質などが目的の部位では、 より浅い層へのアプローチも組み合わせます。
CONCLUSION
モフィウス8で脂肪は減ってしまうのか?
設定や照射する場所によっては、 皮下組織に熱作用が及び、 見た目としてボリュームが減って見える可能性があります。
しかし、これは照射の工夫で避けることは可能であるため、ボリュームダウンを心配することでモフィウス8を選択肢として外すのはもったいないです。
その人の顔のどこを引き締めて、どこを残すのか。
モフィウス8は細かな調整を結果に反映できる治療ですので、お顔の中にボリュームの差がある方には非常に使いやすい治療法です。
CASES
実際の症例
モフィウス8では、お顔立ちやボリューム、 気になる部位を確認しながら、 一人ひとりに合わせて照射を設計しています。
モフィウス8 × 糸リフト
TREATMENT
モフィウス8 全顔/糸リフト 頬4本/顎ボトックス
複数の施術を組み合わせた症例です。 頬まわりは、糸の補助もありますが、下顔面・顎下はほぼモフィウス単独の効果と考えます。 顎のボトックスも併用しているため顎先の印象がよくなっています。
施術について
- 施術内容:モフィウス8(糸リフト・顎ボトックス併用)
- 費用: モフィウス8 全顔 165,000円/ 糸リフト 頬4本 88,000円/ 顎ボトックス 22,000円
- 主なリスク・副作用
- 赤み、腫れ、むくみ、疼痛、内出血、点状出血、かさぶた、 色素沈着、熱傷など。
※効果・経過には個人差があります。
モフィウス8
TREATMENT
モフィウス8
施術後1週間の経過です。リモデリングの効果はまだ完全には出ていない時期ですが、今後さらに引き締め効果が出てきます。術後ケアのLDMも同時施術しています。
施術について
- 施術内容:モフィウス8全顔 LDM
- 費用: モフィウス8 全顔 165,000円 術後ケアセットLDM 22,000円
- 主なリスク・副作用
- 赤み、腫れ、むくみ、疼痛、内出血、点状出血、かさぶた、 色素沈着、熱傷など。
※効果・経過には個人差があります。
同じモフィウス8でも、
どこに、どの深さで、どのように照射するか。
an clinicでは、目指す仕上がりとお顔の状態に合わせて 照射方法を考えています。
LASTLY
打ち方をコントロールできるのがモフィウスの魅力
モフィウス8は、設定によって浅い真皮層から皮下組織まで熱を届けることができる治療です。
このメリットは、減らしたい部分を減らし、減らしたくない部分を温存できる、という調節性です。 お一人お一人のお顔と悩みに合わせてどこに、どのように熱を届けるのかを 考え、それを治療に反映できる治療です。
モフィウス8は、口横のもたつきをすっきりさせたい方にも、頬のボリュームはできるだけ残したい方にも、対応できますので是非一度トライしていただきたい治療法です。
モフィウス8でオーダーメイドのたるみ治療を。
an clinicでは、診察でお顔全体を確認しながら、 深さやエネルギー、照射する部位を考え、 一人ひとりに合わせて治療を行っています。
an clinic
モフィウス8の照射設計について
QUESTIONS & ANSWERS
モフィウス8と脂肪について、
よくある質問
Q モフィウス8で頬がこけることはありますか?
深さやエネルギー、照射する部位によっては、 皮下組織への熱作用によって 見た目のボリュームが減少する可能性があります。
そのため、頬やこめかみなどボリュームを温存したい部位では、 深さやエネルギーを調整し、 熱を届けすぎないように照射を設計することが大切です。
Q モフィウス8は脂肪細胞を破壊しますか?
RFによる熱が脂肪組織に作用することや、 RFマイクロニードリングによって皮下脂肪組織に 熱作用が及ぶことは報告されています。
一方で、顔へのモフィウス8照射によって 脂肪細胞がどの程度減少するのかを 正確に数値化できる十分なデータはありません。
また、見た目のボリューム変化には、 脂肪細胞そのものへの作用だけではなく、 脂肪層を支える線維性隔壁ネットワーク(FSN)の収縮なども 関係すると考えられています。
Q 頬がこけている人は、モフィウス8を受けられませんか?
頬がこけているという理由だけで、 モフィウス8が適さないとは限りません。
顔の中には、ボリュームを温存したい部位と、 もたつきを整えたい部位が同時に存在することがあります。
そのため、 どこを引き締め、どこのボリュームを残すのか を診察で判断し、部位ごとに深さやエネルギーを調整することが重要です。
CONSULTATION
私の場合は、
どう照射する?
「頬はこけたくない」
「口横やフェイスラインはすっきりさせたい」
「自分にはどの深さが合うのか知りたい」
モフィウス8が気になっている方は、 まずはLINEからお気軽にご相談ください。
お顔立ちやお悩みを診ながら、 どこを引き締め、どこのボリュームを残すのか。 一人ひとりに合わせた照射方法をご提案します。
LINEで相談・予約する 公式LINEへ「モフィウス8について相談したい」とお送りください。
REFERENCES
参考文献
-
An Anatomical Approach to Radiofrequency-Assisted Facial Rejuvenation: Beyond the Treatment Gap.
Aesthetic Surgery Journal. 2025;45(Suppl 1):S1-S9.
View article → -
Adjustable Depth Fractional Radiofrequency Combined With Bipolar Radiofrequency: A Minimally Invasive Combination Treatment for Skin Laxity.
Aesthetic Surgery Journal. 2019.
View article →
本記事は、上記文献を参考に、RFマイクロニードリングによる 皮膚・皮下組織への熱作用について解説しています。 治療による変化や経過には個人差があります。


