LDMってなに?肌の環境を整えるデイリーケア

JOURNAL / LDM

LDMとは?
何に効果がある?

赤み、ニキビ、肌荒れ、乾燥。気になるマイナートラブルをサポートするマイルドな治療。
LDMは、強い熱や針を使う治療とは 少し違ったアプローチで皮膚に働きかける 超音波治療です。

MEDICAL REVIEW

AN CLINIC MOTOMACHI 院長

この記事の著者

an clinic KOBE MOTOMACHI

  医師 荒井美香 

an clinic(あんクリニック)院長
美容外科・美容皮膚科 / 麻酔科

  • 日本美容外科学会(JSAS)専門医
  • 麻酔科認定医・標榜医
  • 日本抗加齢医学会専門医

神戸元町・三宮にあるan clinic(あんクリニック)院長。
救急・麻酔科での診療経験を経て、美容医療に従事。 美容医療歴約7年。治療そのものだけでなく、 痛みや不安にも配慮した美容医療を大切にしています。

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こんな肌のお悩みは
ありませんか?

01

肌の赤みが
なかなか引かない

02

ニキビや炎症を
繰り返している

03

乾燥しやすく
肌が不安定

04

刺激の強い治療を
受けにくい

05

美容施術後の赤みや
腫れが気になる

06

肌のハリや弾力が
気になってきた

LDMは、 異なる周波数の超音波を利用して皮膚に働きかけ肌内部の環境を整える ことで、赤みや炎症、肌のコンディションなどに アプローチします。

そもそも、LDMとは?

LDMは Local Dynamic Micromassage の略で、超音波を利用して皮膚に働きかける治療です。

an clinicで使用している LDMでは、 1MHz・3MHz・10MHzの超音波を使用します。

周波数によって超音波が届く深さや性質が異なり、 さらに異なる周波数を切り替えながら照射することで、 目的に応じた治療を行うことができます。

ULTRASOUND FREQUENCY

症状に合わせて
設定を見極める

10 MHz

約 3 mm

比較的浅い皮膚へ。 LDMの特徴のひとつである高周波超音波です。

3 MHz

約 1 cm

真皮下部から皮下組織にかけて 届くとされています。

1 MHz

約 3 cm

より深部まで届く周波数として 一般的な治療用超音波でも使用されています。

※深達度は目安です。実際の超音波の伝播は 組織や照射条件などによって異なります。

POINT

LDMの特徴は、 単に「超音波を当てること」ではありません。 深さや振動特性の異なる超音波を、 治療目的に合わせて使い分ける ところにあります。

LDMは、肌の中で
何をしている?

私たちの皮膚は、 一度つくられたらそのままではありません。

古くなった組織を分解し、 新しい組織をつくる。 この「分解と再構築」を 繰り返しながら、皮膚の状態は保たれています。

LDMによる超音波刺激では、 この皮膚の環境や再構築に関係する MMP・HSP・GAGなどの因子への作用が 研究されています。

01

MMPs

古くなった組織を
分解する

MMPは、細胞外マトリックスの 分解や再構築に関係する酵素です。 古くなったコラーゲンなどを処理し、 組織が入れ替わる過程に関わります。

※MMPは多ければよいわけではなく、 分解と再構築のバランスが重要です。

02

HSPs

細胞のストレス応答と
修復を支える

HSP(Heat Shock Protein)は、 細胞がストレスを受けたときに働く タンパク質の一群です。 細胞の恒常性維持や組織修復に関係します。

03

GAGs

水分を抱える
肌の土台

GAG(グリコサミノグリカン)は、 細胞外マトリックスを構成する成分です。 ヒアルロン酸もGAGのひとつで、 水分を保持し、皮膚の環境を支えています。

SKIN REMODELING

01

古くなった
組織を分解

02

組織を
修復・再構築

03

皮膚環境を
維持する

LDMは「何かを足す」治療というより、
皮膚が本来行っている分解と再構築に関係する 組織環境へ働きかける治療 と考えると分かりやすいでしょう。

LDMが向いているのは
こんな人

01

赤みや肌荒れを
繰り返しやすい

02

ニキビや炎症が
気になっている

03

肌が敏感で
強い刺激を避けたい

04

美容施術後の
肌をケアしたい

05

ダウンタイムを
できるだけ避けたい

06

肌のハリや
コンディションを整えたい

LDMは、強い熱を加えたり、 針で皮膚に傷をつけたりすることを 主な作用とする治療ではありません。

そのため、強い刺激を伴う治療が難しいときや、 肌のコンディションを整えながら治療を続けたいときにも 選択肢になります。

LDMがマイナートラブルと
マッチする根拠

LDMには複数の照射プログラムがあり、 肌の状態や治療目的に合わせて使い分けます。

ただし、すべての肌悩みに 同じような効果が確認されているわけではありません。 ここでは、LDMがどのような目的で 使用されているのかを整理します。

01

REDNESS / SENSITIVE SKIN

赤み・敏感な肌

肌の赤みや刺激を受けやすい肌、 バリア機能が低下した肌に対して LDMが使用されることがあります。

特に赤みについては、 dual-frequency ultrasoundを用いた臨床研究で、 顔面の紅斑や経皮水分蒸散量(TEWL)の 改善が報告されています。

EVIDENCE:臨床研究あり

02

ACNE / INFLAMMATION

ニキビ・炎症

LDMは、ニキビや炎症性の肌に対する 治療としても研究されています。

ニキビや炎症性皮膚を想定した Clear Skinプログラムが搭載されています。 炎症の程度などによって、 使用する周波数やプログラムを使い分けます。

EVIDENCE:臨床研究あり

03

DRYNESS / SKIN BARRIER

乾燥・肌のバリア機能

肌の水分保持には、 細胞外マトリックスや 皮膚バリアの状態が関係しています。

LDMを用いた研究では、 TEWL(経皮水分蒸散量)の変化も報告されており、 肌のコンディションを整える目的で 使用されることがあります。

EVIDENCE:臨床研究あり

04

POST TREATMENT

美容施術後のケア

LDMには、施術後や敏感な状態の肌を想定した Postprocessプログラムがあります。

美容施術後の赤みや腫れなど、 一時的に不安定になった皮膚の コンディションを整える目的で LDMを組み合わせることがあります。

EVIDENCE:術後反応について臨床研究あり

05

FIRMNESS / AGING

ハリ・弾力の低下

LDMにはSkin Tighteningや Express Tighteningなど、 ハリや引き締めを目的とした プログラムも搭載されています。

一方で、LDMは糸リフトのように 組織を物理的に移動させる治療でも、 高出力のRFなどで組織を強く加熱する治療でもありません。

そのため、たるみの程度や原因によっては 別の治療を選択した方が適している場合があります。

EVIDENCE:赤み・炎症領域と比べると限定的

LDMが向いているのは
こんな人

01

赤みや肌荒れを
繰り返しやすい

02

ニキビや炎症が
気になっている

03

肌が敏感で
強い刺激を避けたい

04

美容施術後の
肌をケアしたい

05

ダウンタイムを
できるだけ避けたい

06

肌のハリや
コンディションを整えたい

LDMは、強い熱を加えたり、 針で皮膚に傷をつけたりすることを 主な作用とする治療ではありません。

そのため、強い刺激を伴う治療が難しいときや、 肌のコンディションを整えながら治療を続けたいときにも 選択肢になります。

LDMだけでは
足りないこともあります

LDMは、赤みや炎症、肌のコンディションを整えたいときに 選択肢となる治療です。

一方で、同じ「たるみが気になる」というお悩みでも、 原因が皮膚のゆるみ・脂肪・組織の下垂にある場合には、 LDMとは異なるアプローチが必要になることがあります。

DIFFERENT CONCERNS, DIFFERENT TREATMENTS

同じ「たるみ」でも、
何が変化しているかで
選ぶ治療は変わります。

01

SKIN & FAT

皮膚・皮下組織のゆるみ

皮膚や皮下組織を
しっかり引き締めたい

LDMよりも積極的に皮膚や皮下組織へ アプローチしたい場合には、 モフィウス8という選択肢があります。

モフィウス8はマイクロニードルを用いて 目的とする深さへRF(高周波)を照射する治療です。 LDMとは異なる方法で、皮膚や皮下組織に働きかけます。

モフィウス8について詳しく見る
02

FINE SUPPORT

細かなゆるみ・ハリ

細かなゆるみを
内側から支えたい

大きく組織を移動させるほどではないけれど、 細かなゆるみやハリ感が気になる。 そんな場合にはショートスレッドを 検討することがあります。

細い糸を複数挿入し、 皮膚や皮下組織へ細かくアプローチする治療です。

ショートスレッドについて詳しく見る
03

REPOSITION

組織の下垂

下がった組織の位置を
動かしたい

すでに組織の下垂が目立ち、 位置そのものを動かしたい場合には、 LDMや引き締め治療だけでは 十分ではないことがあります。

その場合には、コグのついた糸を用いて 組織の位置を調整する 糸リフトを検討します。

糸リフトについて詳しく見る

TREATMENT DESIGN

治療名から選ぶのではなく、
「何が変化しているか」から考える。

肌のコンディション LDM
皮膚・皮下組織のゆるみ モフィウス8
細かなゆるみ・ハリ ショートスレッド
組織の下垂 糸リフト

実際には、たるみはひとつの原因だけで 起きているとは限りません。 診察では皮膚・脂肪・ボリューム・組織の位置などを確認し、 必要な治療を組み合わせて考えます。

痛みやダウンタイムは?

LDMは、皮膚に超音波を照射する治療です。 針を刺したり、皮膚表面に傷をつけたりする施術ではありません。

PAIN

痛み

基本的に強い痛みを伴う治療ではありません。 ジェルを塗布し、プローブを肌の上で動かしながら 超音波を照射します。少し暖かい程度です。

DOWNTIME

ダウンタイム

皮膚を傷つける治療ではないため、 大きなダウンタイムを必要としないことが LDMの特徴のひとつです。

※肌の状態や治療内容によって反応には個人差があります。 施術の可否は診察のうえで判断します。

LDMは何回くらい
受ければいい?

必要な回数は、 LDMを受ける目的や肌の状態によって異なります。

赤みやニキビなどを対象とした臨床研究では、 1回だけではなく5~20回といった複数回の治療を行い、 その経過が評価されています。

ONE TREATMENT OR SERIES?

「何回で完成」というより、
肌の状態を見ながら
治療計画を調整する。

肌の炎症やコンディションを整える目的と、 ハリやエイジングケアを目的とする場合では、 同じLDMでも治療計画は異なります。

an clinicでは、肌の状態と治療目的を確認したうえで 使用するプログラムや施術間隔を決めます。

LDMについて
よくある質問

Q. LDMは1回でも受けられますか?

1回の施術も可能ですが、 肌悩みや治療目的によっては 複数回の施術を行うことがあります。 必要な回数は肌の状態によって異なります。

Q. LDMはニキビがあっても受けられますか?

LDMはニキビや炎症性皮膚を対象とした 臨床研究も行われています。 ただしニキビの種類や重症度によって 必要な治療は異なるため、診察のうえで判断します。

Q. LDMでたるみは改善しますか?

LDMにはハリや引き締めを目的とした プログラムがあります。 一方で、下垂した組織を物理的に移動させる 治療ではありません。 たるみの原因や程度によっては、 RF治療や糸リフトなど別の治療が 適している場合があります。

Q. 他の美容施術と組み合わせられますか?

LDMは美容施術後のケアを目的として 使用されることもあります。 ただし、組み合わせる施術によって 適切なタイミングが異なるため、 治療内容に合わせて判断します。

Q. LDMとHIFUやRFは同じ治療ですか?

同じではありません。 LDMは超音波を利用する治療ですが、 組織を高温に加熱・凝固させることを 主目的とする治療とは作用の考え方が異なります。 目的に応じて使い分けます。

LDMは、肌の状態に合わせて
使い分ける超音波治療です

LDMは、異なる周波数の超音波を利用して 皮膚に働きかける治療です。ちょっとした長く続く不調には向いています。

特に赤み・ニキビ・炎症・肌のバリア機能などについては 臨床研究が行われており、 肌のコンディションを整えたいときの 選択肢のひとつになります。

一方で、LDMですべての肌悩みや たるみを治療できるわけではありません。

LDM / KOBE

神戸でLDM治療を
ご検討の方へ

赤み、ニキビ、肌荒れ、乾燥など。
肌のお悩みや現在の状態を確認し、 必要な治療をご提案します。

LDMが適しているのか、 ほかの治療が適しているのか分からない場合も ご相談ください。

REFERENCES

参考文献

  1. Facial erythema associated with acne and rosaceaに対する dual-frequency ultrasound治療に関する臨床研究. J Clin Med. 2021. PubMed
  2. Refractory rosaceaに対する dual-frequency ultrasound治療に関する臨床研究. PubMed
  3. Acne vulgarisに対する triple-frequency LDM治療に関する臨床研究. 2024. PubMed
  4. Septorhinoplasty後の浮腫・皮下出血に対する Local Dynamic Micromassageに関する臨床研究. PubMed

※本記事は医学論文および製品資料をもとに、 LDMについて一般の方にも分かりやすいよう解説したものです。 治療効果には個人差があり、 すべての方に同様の効果を保証するものではありません。