埋没は何回までできる?

DOUBLE EYELID / DOCTOR’S NOTE

埋没法は何回までできる?
私は「回数」では決めません。

「埋没法は3回までですか?」
「何回かしたら、もう切開しかできませんか?」

再度の埋没法ができるかどうかを考えるとき、 私が見ているのは施術回数ではありません。

大切なのは、今のまぶたに
「もう一度埋没法ができる状態」が残っているか。

MEDICAL REVIEW

AN CLINIC MOTOMACHI 院長

この記事の著者

an clinic KOBE MOTOMACHI

  医師 荒井美香 

an clinic(あんクリニック)院長
美容外科・美容皮膚科 / 麻酔科

  • 日本美容外科学会(JSAS)専門医
  • 麻酔科認定医・標榜医
  • 日本抗加齢医学会専門医

神戸元町・三宮にあるan clinic(あんクリニック)院長。
救急・麻酔科での診療経験を経て、美容医療に従事。 美容医療歴約7年。治療そのものだけでなく、 痛みや不安にも配慮した美容医療を大切にしています。

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埋没法を何回まで受けられるのか。 web上では「2回まで」「3回まで」といった数字を目にすることがあります。

けれど、実際のまぶたは「何回目」という数字だけでは判断できません。

1回しか埋没法を受けていなくても、 次の埋没法が難しいまぶたがあります。

反対に、複数回受けていても、 まぶたの状態が保たれていれば、 再度の埋没法を検討できることがあります。

01

WHAT I LOOK AT

私が見ているのは、
「何回目か」ではありません。

過去に埋没法を受けた方を診察するとき、 私が特に確認していることがあります。

01

上眼瞼をきちんと反転できるか

02

瞼板周囲が硬く固着していないか

03

瞼板周囲に大きな変形がないか

04

開眼力が維持されているか

これらを実際に診察して、 もう一度埋没法を行うことが適しているのかを考えます。

column

CLINICAL NOTES

私の診療経験から。
「2回で難しかったまぶた」と
「5回でもできたまぶた」。

「埋没法は何回までできますか?」と聞かれたとき、 私が単純に回数だけで答えないのには理由があります。

実際の診療では、 過去2回の埋没歴でも次の手術がかなり難しかった方もいれば、 過去5回の埋没歴があっても、再度の埋没法を行えた方もいるからです。

もちろん、回数が多くても問題ないという意味ではありません。 2つのケースを比べると、 私が再埋没を考えるときに何を見ているのかが 分かりやすいと思います。



CASE 01

過去の埋没歴 2回

2回でも難しかった。
「取れたから」ではなく、幅を広げ続けたケース。

この方は、過去に2回の埋没法を受けていました。

ただし、二重が取れてしまったために 手術を繰り返していたわけではありません。

前の埋没法による固定がまだ残っている短期間のうちに、 さらに二重幅を広げるための幅変更を繰り返していたケースです。

今回も、前回の手術から比較的短期間で、 さらに幅を広げたいというご希望でした。

実際に診察・手術をすると、 瞼板周囲には過去の固定が強く残り、 複数の糸が硬く固定されていました。

瞼板周囲の変形も強く、 上眼瞼を反転すること自体が難しい状態。 十分な術野を確保することも容易ではありませんでした。

今回は慎重に確認しながら埋没法を完了しましたが、 「まだ3回目だから、次も埋没法で」 と単純には考えられないまぶた でした。

MY DECISION

次に再手術を希望される場合には、 残っている糸を一度すべて抜糸したうえで改めて検討するか、 全切開法を検討する必要がある とお伝えしました。



CASE 02

過去の埋没歴 5回

5回していても、できた。
「取れてから掛け直す」を繰り返したケース。

こちらの方には、過去に5回の埋没歴がありました。

CASE 01との大きな違いは、 二重が取れてから掛け直す、という経過を繰り返していたこと です。

毎回ある程度の期間が空いており、 「取れたら直す」という形で再手術を受けていました。

過去の術式を確認すると、 瞼板法よりも挙筋法で固定されていたことが 多かったようでした。

実際に診察すると、 5回の手術歴があるため瞼板周囲には硬さがありました。 しかし、CASE 01と比較すると 瞼板そのものの変形は比較的少ない状態でした。

上眼瞼を反転して術野を確認することもできたため、 この方については再度の埋没法を行いました。

ただし、 「5回していても簡単にできた」ということではありません。 過去の手術による変化はあり、 今回の手術にも慎重な操作が必要でした。

MY DECISION

今回は埋没法を行うことができましたが、 手術歴と現在のまぶたの状態を考えると、 今後さらに再手術が必要になった場合には、 全切開法も検討した方がよい時期に来ている とお話ししました。

症例からの学び

2回と5回。
回数だけなら、答えは逆になってしまう。

CASE 01は過去2回。 CASE 02は過去5回。

数字だけを見れば、 2回の方が次の埋没法を行いやすそうに思えるかもしれません。

しかし、私が実際に診察したまぶたの状態は逆でした。

CASE 01では、 前の固定が十分に緩んでいない状態で、 短期間に幅を広げるための固定が重ねられていました。

CASE 02では5回の手術歴があるものの、 毎回二重が取れてから再手術を受け、 手術と手術の間にも期間がありました。 瞼板には硬さがあったものの、変形は比較的少ない状態でした。

「何回したか」だけではなく、
「どのように重ねてきたか」も診る。

もちろん、これらは個々の症例についての私の診療経験であり、 「期間を空ければ何回でもできる」 「挙筋法なら変形しない」という意味ではありません。

過去の術式、固定の強さ、糸が残っている状態、 瞼板周囲の硬さや変形、上眼瞼を反転できるか、 そして開眼力。

それらを実際に確認して初めて、 次の埋没法ができるかどうかを判断できると私は考えています。

02

EYELID EVERSION

とくに大切なのが、
上眼瞼を反転できるかどうか。

2回目以降の埋没法を考えるとき、 私がとても大切にしているのが 上眼瞼をきちんと反転できる状態かどうかです。

過去の埋没法で糸が強くかけられていたり、 固定された部分の組織が硬く固着していたりすると、 まぶたの裏側を十分に反転することが難しくなる場合があります。というのも、まぶたをしっかり反転させないと埋没の施術が難しくなるからです。

また、過去の固定によって 瞼板周囲に変形がみられることもあります。

つまり、
「まだ1回しかしていないから、もう一度できる」
とは限らないのです。

反転が難しいほど組織が硬くなっていたり、 瞼板周囲の変形が大きかったりする場合には、 再度の埋没法ではなく、 全切開法など別の術式を検討することがあります。

過去に埋没法を受けていて、
「もう一度できるか診てほしい」という方へ

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03

NOT JUST A NUMBER

では、何回もしていたら
もう埋没はできない?

前述のとおり、回数より施術に差し支えなく反転できるか、開眼力があるかが重要です。

過去に複数回の埋没法を受けていても、 瞼板周囲が比較的柔らかく、 大きな変形がなく、 上眼瞼を問題なく反転できる。

そして、開眼力もきちんと維持されている。

そのような状態であれば、 「何回目だから」という理由だけで 埋没法を選択肢から外す必要はない と私は考えています。

1回でも、難しいことがある。

複数回でも、できることがある。

だから、回数ではなく「まぶた」を診ます。

04

an clinic APPROACH

「あと何回できるか」ではなく、
今の状態から考える。

埋没法は切開をせずに二重をつくる手術ですが、 まぶたの組織に糸をかけ、固定する手術であることに変わりはありません。

そのため、過去にどのような方法で手術を受けたのか、 どの程度の固定がされているのかによって、 現在のまぶたの状態は異なります。

私は、過去の施術回数だけを見て 「まだできる」「もうできない」と決めるのではなく、 実際にまぶたを診察して、 今の状態に合う方法を考えること を大切にしています。

MY ANSWER

埋没法は、何回までできますか?

「何回まで」ではなく、
今のまぶたが、もう一度埋没法を
受けられる状態かどうか。

それが、私の考え方です。

FAQ

QUESTIONS

埋没法の回数について
よくある質問

埋没法は3回までですか?

一律に「3回まで」とは考えていません。 過去の施術回数だけではなく、瞼板周囲の状態、 上眼瞼を反転できるか、開眼力が維持されているかなどを 診察したうえで判断します。

1回しかしていなくても、もう埋没法ができないことはありますか?

あります。 過去の埋没糸が強くかけられ、周囲の組織が硬く固着していたり、 瞼板周囲の変形などによって上眼瞼の反転が難しかったりする場合には、 回数が少なくても再度の埋没法が適さないことがあります。

複数回埋没法をしています。それでももう一度できますか?

回数だけでは判断できません。 瞼板周囲が柔らかく、大きな変形がなく、 上眼瞼を問題なく反転でき、開眼力が維持されていれば、 再度の埋没法を検討できる場合があります。

再度の埋没法が難しい場合はどうなりますか?

現在のまぶたの状態や希望する二重の形などを確認し、 埋没法以外の方法を検討します。 状態によっては、全切開法などをご提案することがあります。

CONSULTATION

過去に埋没法を受けていても、
まずは今のまぶたを診察します。

「何回目だから」と決めるのではなく、 過去の手術歴と現在のまぶたの状態を確認したうえで、 もう一度埋没法ができるのか、 別の方法が適しているのかをご提案します。

他院で埋没法を受けた方のご相談も承っています。

二重埋没法について

施術名
二重埋没法(二重整形)
施術の説明
医療用の糸をまぶたに通し、皮膚の内側を留めることで 二重のラインを形成する施術です。
施術の副作用・リスク
腫れ、内出血、痛み、むくみ、左右差、違和感、 目のゴロゴロ感、感染、糸の露出、二重ラインの消失・変化などが 生じることがあります。
施術の価格
110,000円~264,000円(税込)

for youどの治療が合うか、迷ったら

記事の監修者
荒井美香
荒井美香
医師 / an clinic(あんクリニック)院長

医師 荒井美香 
an clinic(あんクリニック)院長
美容外科・美容皮膚科 / 麻酔科

日本美容外科学会(JSAS)専門医
麻酔科認定医・標榜医
日本抗加齢医学会専門医

神戸元町・三宮にあるan clinic(あんクリニック)院長。
救急・麻酔科での診療経験を経て、美容医療に従事。 美容医療歴約7年。治療そのものだけでなく、 痛みや不安にも配慮した美容医療を大切にしています。

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